“そこ/\”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
匆々33.3%
匇々25.0%
早々8.3%
倉皇8.3%
底々8.3%
早忽々々8.3%
鼠竊々々8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
気の毒な盲法師は、迚(とて)も自分の手では出来さうにもないといつて、匆々(そこ/\)に琵琶をしまつて座を立つた。
昨夜(ゆうべ)雇(やと)つた腕車(くるま)が二臺(だい)、雪(ゆき)の門(かど)を叩(たゝ)いたので、主從(しうじう)は、朝餉(あさげ)の支度(したく)も匇々(そこ/\)に、身(み)ごしらへして、戸外(おもて)に出(で)ると、東雲(しのゝめ)の色(いろ)とも分(わ)かず黄昏(たそがれ)の空(そら)とも見(み)えず、溟々(めい/\)濛々(もう/\)として、天地(てんち)唯(たゞ)一白(いつぱく)。
雪の翼 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
早々(そこ/\)にして立出れば家主も夫は/\氣の毒千萬と心配しながら諸共に芝札の辻を指(さし)て急ぎ行(ゆく)に頓(やが)て檢使の前へ呼出(よびいだ)され長庵に一通り尋ね有(あり)て彼の十兵衞の死骸を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
破落々々(ばら/\)と投付ける故くずや長八大に驚き江戸と云所は恐ろしく子供等までも人氣(にんき)の惡(わる)い所なりと思ひ早々(そこ/\)に田町の方(かた)へ逃出(にげいだ)し此日もくづをば買(か)ひ得(え)ずして歸(かへり)けるが長八は親分(おやぶん)の長兵衞へ行(ゆき)右の咄を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
貞之進は倉皇(そこ/\)に立出たがその本に用があるのではなく、二三丁来てから西洋小間物屋の玻璃戸(がらすど)を漏る燈影に透し視れば、三世相解万宝大雑書とあるので、自分ながらチェッと舌打して
油地獄 (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)
出し呉(くれ)よと逆立(せきた)てられ下女は慌(あわて)て膳拵(ぜんごしらへ)すれば大膳は食事を仕舞ひ用意も底々(そこ/\)に龜屋をこそは出立せり最前(さいぜん)の如く江戸の方へは行(ゆか)ず引返(ひきかへ)して足に任(まか)せて又(また)上(かみ)の方へと赴きける主人の徳右衞門は表の戸を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
尋ねしが道にて惡き奴(やつ)に付られ少しも油斷(ゆだん)ならざるまゝ早忽々々(そこ/\)に通り拔しがいつごろ此所へ來られしやと問懸(とひかけ)られお專は忽ち涙(なみだ)含(ふく)み父は貴方のお泊りありし其年の暮(くれ)に死亡(みまか)り遂に我家を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
押戴(おしいたゞ)きて懷中に納(をさ)め何方を當と定め無れど見咎(みとが)められては一大事と鼠竊々々(そこ/\)に岡山を立退(たちのき)けり偖(さて)喜内は翌日になり私しの妹花と申者豫(かね)て出家遁世(しゆつけとんせい)の望(のぞ)み有之に因(より)止事(やむこと)を得ず昨夜身の暇(いとま)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)