“そこそこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
匇々55.6%
匆々33.3%
忽々11.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
文三は狼狽あわてて告別わかれの挨拶を做直しなおして匇々そこそこ戸外おもてへ立出で、ホッと一息溜息ためいきいた。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
今日きょう人をたずぬ可く午前中に釧路を去らねばならぬので、見物は匇々そこそこにして宿に帰る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
そこで頬張ッていた楊枝をこれ幸いと、我にも解らぬ出鱈目でたらめ句籠勝くごもりがちに言ッてまず一寸遁いっすんのがれ、匆々そこそこに顔を洗ッて朝飯あさはんぜんに向ッたが
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
無暗むやみとお礼をって匆々そこそこに山の井さんの前を抜けて、玄関へ参りますとね、入る時にゃあ気がつきませんでしたが、ここにそのまた珍事出来しゅったいの卵が居たんです。女の子で、
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
文彦は速力を早めて近づくと、先方もそれと察したか忽々そこそこに飛び乗って、もはや飛行船は飛び去る準備をすべく、その大きな両翼を緩やかに動かし初めた。
月世界競争探検 (新字新仮名) / 押川春浪(著)