“さつさ”のいろいろな漢字の書き方と例文

(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。

（死（し）んでも構（かま）はん、早々（さつさ）と歸（かへ）れ。）

浅茅生 (旧字旧仮名) ／泉鏡花(著)

此處（こゝ）往時（むかし）北越（ほくゑつ）名代（なだい）の健兒（けんじ）、佐々（さつさ）成政（なりまさ）の別業（べつげふ）の舊跡（あと）にして、今（いま）も殘（のこ）れる築山（つきやま）は小富士（こふじ）と呼（よ）びぬ。

蛇くひ (旧字旧仮名) ／泉鏡花、泉鏡太郎(著)

そして『僕一寸其所まで行つて來たいから少し此所で待つて居て呉れたまへ、遲くもお午（ひる）までには歸つて來るから』と指井は匆々（さつさ）と出て行つた。

媒介者 (旧字旧仮名) ／徳田秋声(著)

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