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『媒介者』
ふりがな文庫
『
媒介者
(
ばいかいしゃ
)
』
青山夫人と自分と出來て了つた翌朝のこと二人の仲を取り持つた指井から電話が掛つてた。尤も明白地に指井とは云はぬ、『友人です、お掛りになれば分明ります。』とだけで名前を云はない。 『隨分變なお方ですね。』 と取り次いだ女中が言つた。 掛つてみる …
著者
徳田秋声
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「東亞文藝 第一卷第四號」1909(明治42)年4月
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約16分(500文字/分)
朗読目安時間
約26分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
窄
(
すく
)
分明
(
わか
)
匆々
(
さつさ
)
毅然
(
きつぱり
)
不覺
(
つい
)
對手
(
むかふ
)
既
(
も
)
然
(
さ
)
甚大
(
ひど
)
先
(
ま
)
午
(
ひる
)
口吻
(
くちぶり
)
彼女
(
あれ
)
故意
(
わざ
)