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あわて
ふりがな文庫
“あわて”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
周章
61.5%
狼狽
27.0%
慌
5.7%
慌忙
3.3%
倉皇
0.8%
狼藉
0.8%
粗忽
0.8%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
周章
(逆引き)
酒井俊蔵と云う父親と、
歴然
(
れっき
)
とした、謹(夫人の名。)と云う母親が附いている妙の縁談を、門附風情が何を知って、
周章
(
あわて
)
なさんな。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
あわて(周章)の例文をもっと
(50作品+)
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狼狽
(逆引き)
河原から上がって、彼を追うと、お杉隠居も、もしお通が逃げる
心
(
つもり
)
ではないかと
狼狽
(
あわて
)
だしたように、すぐ後ろから駈け上がってゆく。
宮本武蔵:04 火の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
あわて(狼狽)の例文をもっと
(33作品)
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慌
(逆引き)
膝を
支
(
つ
)
いたので、乳母が
慌
(
あわて
)
て
確乎
(
しっかり
)
抱
(
だ
)
くと、
直
(
すぐ
)
に
天鵝絨
(
びろうど
)
の
括枕
(
くくりまくら
)
に
鳩尾
(
みぞおち
)
を
圧
(
おさ
)
えて、その上へ胸を伏せたですよ。
薬草取
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
あわて(慌)の例文をもっと
(7作品)
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▼ すべて表示
慌忙
(逆引き)
引開
(
ひきあけ
)
見ればお光は
已
(
すで
)
にはや庄兵衞をば
刺留
(
しとめ
)
つゝ今や
自害
(
じがい
)
をなさんとする
景樣
(
ありさま
)
なるに大きに
慌忙
(
あわて
)
ヤレ
待
(
まて
)
暫
(
しば
)
しと
大聲
(
おほごゑ
)
を
揚
(
あげ
)
んと
爲
(
なし
)
しが
夜隱
(
やいん
)
のこと
設
(
もし
)
も長家へ
漏聞
(
もれきこ
)
え目を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
あわて(慌忙)の例文をもっと
(4作品)
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倉皇
(逆引き)
手が
慄
(
ふる
)
えて、心が
倉皇
(
あわて
)
て書かれませぬ。涙で眼が見えなくなります。
瓶詰地獄
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
あわて(倉皇)の例文をもっと
(1作品)
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狼藉
(逆引き)
それかあらぬかこの大入りの興行が、突然何の打合せもなしに、
狼藉
(
あわて
)
ふためいて興行主から中止されてしまった。
竹本綾之助
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
あわて(狼藉)の例文をもっと
(1作品)
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粗忽
(逆引き)
一つには
阿母
(
おふくろ
)
が人並以上な気丈者で、そんな
腰巻
(
ゆもじ
)
と血糊のべっとりついたのとを見間違えるような
粗忽
(
あわて
)
者ではないことに気がついたのでございましょう。
蒲団
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
あわて(粗忽)の例文をもっと
(1作品)
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