“天鵝絨”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
びろうど69.7%
ビロード18.2%
びらうど6.1%
とうてん3.0%
びろおど3.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“天鵝絨”を含む作品のジャンル比率
文学 > ドイツ文学 > その他のゲルマン文学28.6%
文学 > フランス文学 > 小説 物語3.8%
歴史 > 地理・地誌・紀行 > 日本2.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
むく/\とふとつた黒毛くろげつや天鵝絨びろうどのやうなめすひとつ、何時いつにか
二た面 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
見れば島田まげの娘の、紫地の雨合羽あまがっぱに、黒天鵝絨びろうどの襟を深く、拝んで俯向うつむいたえりしろさ。
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
お前が夢にもこの夕ぐれ時の天鵝絨ビロードのように静かな、その手触りのつめたさをかき乱そうなどと大それた望みをもつものでないことは判っている。
艸木虫魚 (新字新仮名) / 薄田泣菫(著)
めづらしき壮観みものなりければ、近郷きんごうの民ここにかしこにむれをなし、中にまじりたる少女おとめらが黒天鵝絨ビロード胸当ミーデル晴れがましう
文づかひ (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
匂ならば天鵝絨びらうど
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
天鵝絨びらうどの紫の凾、
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
「そんな串戯じょうだんをするから返事をしないんだよ。まあお入んなさい、御苦労様でした。」と落着いて格子戸をくぐったが、土間をすかすと天鵝絨とうてんの緒の、小町下駄を揃えて脱いであるのにきっと目を着け、
葛飾砂子 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
洞のうちには、天井にも四方の壁にも、すべて絹、天鵝絨びろおどなんどにて張りたらむやうに、緑こまやかなる苔生ひたり。
斜に肩に掛けたる、いろどりたる紐は、黒天鵝絨びろおどの上衣に映じて美し。