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賺
ふりがな文庫
“賺”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
すか
82.7%
す
7.7%
なだ
3.6%
だま
3.6%
あざむ
0.6%
ごまか
0.6%
たぶらか
0.6%
たら
0.6%
▼ 他 5 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すか
(逆引き)
昔は帝堯が己に譲位すべしと聞いて
潁川
(
えいせん
)
に耳を洗うた変物あり、近くは屁を聞いて海に入り、屁を聞かせじと砂に
賺
(
すか
)
し込む頑民あり
十二支考:05 馬に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
賺(すか)の例文をもっと
(50作品+)
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す
(逆引き)
云う事がイクラカ筋立って来た頃を
見計
(
みはから
)
って、なだめつ
賺
(
す
)
かしつしながら色々と事情を聞き
訊
(
ただ
)
してみますと……色情倒錯どころの騒ぎではない。
キチガイ地獄
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
賺(す)の例文をもっと
(13作品)
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なだ
(逆引き)
今すでに北軍を
賺
(
なだ
)
めて寨中に籠めしむ。みな生らが復仇の意謀にもとづいてかく
牽制
(
けんせい
)
するところの現われなり。
三国志:07 赤壁の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
賺(なだ)の例文をもっと
(6作品)
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▼ すべて表示
だま
(逆引き)
今度は
賺
(
だま
)
して追払う積りなんだろう。そんな事をしたって、乃公は直ぐに帰って来る。彼の目の動かない訳が分るまでは今夜は寝ない積りだ。
いたずら小僧日記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
賺(だま)の例文をもっと
(6作品)
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あざむ
(逆引き)
閉花羞月好手姿 巧計人を
賺
(
あざむ
)
いて人知らず 張婦李妻定所無し 西眠東食是れ生涯 秋霜粛殺す刀三尺 夜月凄涼たり笛一枝 天網
疎
(
そ
)
と雖ども
漏得難
(
もれえかた
)
し 閻王廟裡
擒
(
きん
)
に就く時
八犬伝談余
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
賺(あざむ)の例文をもっと
(1作品)
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ごまか
(逆引き)
だが、またある折は
化
(
ばけ
)
たつもりでだまかしておいて貰ひます。それではづかしげもなく
人中
(
ひとなか
)
へも出ます。化粧といふのは
他目
(
ひとめ
)
を
賺
(
ごまか
)
すのではなく自分の心を化しなだめるのです。
鏡二題
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
賺(ごまか)の例文をもっと
(1作品)
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たぶらか
(逆引き)
上手にいひまわしたまふそのお口こそは、
曩
(
さき
)
の日に我を
賺
(
たぶらか
)
したまへるお口よと。
葛のうら葉
(新字旧仮名)
/
清水紫琴
(著)
賺(たぶらか)の例文をもっと
(1作品)
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たら
(逆引き)
人を、人をツいつまでも子供のやうに思つて、
賺
(
たら
)
さうとしてももうだめよ。それよりか一所に泣いてくれた方が、いくら力になるか知れやアしないわ。
磯馴松
(新字旧仮名)
/
清水紫琴
(著)
賺(たら)の例文をもっと
(1作品)
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賺
漢検1級
部首:⾙
17画
“賺”のふりがなが多い著者
佐々木邦
谷崎潤一郎
中里介山
小栗虫太郎
島崎藤村
岡本綺堂
三遊亭円朝
泉鏡花
吉川英治
菊池寛