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賺
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だま
ふりがな文庫
“
賺
(
だま
)” の例文
今度は
賺
(
だま
)
して追払う積りなんだろう。そんな事をしたって、乃公は直ぐに帰って来る。彼の目の動かない訳が分るまでは今夜は寝ない積りだ。
いたずら小僧日記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
ところが己が
他
(
わき
)
の女に掛り合った所から、
嚊
(
かゝ
)
アが
悋気
(
りんき
)
を起し、以前の悪事をがア/\と
呶鳴
(
どな
)
り立てられ仕方なく、旨く
賺
(
だま
)
して土手下へ連出して、己が手に掛け殺して置いて
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
狡
(
こす
)
いものには
賺
(
だま
)
され、家禄放還金の公債も
捲
(
ま
)
きあげられ、家財を売り
食
(
ぐい
)
したり、娘を売ったり、
鎗
(
やり
)
一筋の主が白昼大道に
筵
(
むしろ
)
を敷いて、その鎗や刀を売ってその日の
糧
(
かて
)
にかえた。
旧聞日本橋:09 木魚の配偶
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
お母さんは真赤になって
賺
(
だま
)
しているが、手に負えない。此方の推察が悪いものだから、尋常では通じないと思って
ぐうたら道中記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
具合のいいことに化けようとしてゐる心は、都合よく
賺
(
だま
)
されることに努力します。
鏡二題
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
▼ もっと見る
お父さんが抱き止めるようにして、お母さんがお詫をして漸く
賺
(
だま
)
した。泣き顔して帰って行ったが、
彼
(
あ
)
れは屹度ヒステリーになったろう。水は一秒に一哩は確かに走る。狆のお蔭で此事実を発見した。
いたずら小僧日記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「
老爺
(
じい
)
さんまた
賺
(
だま
)
されなければいいが。」
旧聞日本橋:08 木魚の顔
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
賺
漢検1級
部首:⾙
17画