“ごまか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
誤魔化51.4%
胡麻化25.1%
胡魔化16.6%
誤間化2.0%
0.8%
糊塗0.8%
欺騙0.4%
眩惑0.4%
瞞着0.4%
胡摩化0.4%
胡新化0.4%
誤摩化0.4%
護摩化0.4%
0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
新聞の漫画を見ていると、野良のむすこが親爺おやじの金を誤魔化ごまかしておいて、これがレラチヴィティだなどと済ましているのがある。
アインシュタインの教育観 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
しかしそれは特別手当とか、実際はやらない夜勤手当とかで胡麻化ごまかして、金を払ったので、正式に勅任官待遇にしたわけではない。
六三制を活かす道 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
吾輩は少々気味が悪くなったから善い加減にその場を胡魔化ごまかしてうちへ帰った。この時から吾輩は決して鼠をとるまいと決心した。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
その本数を事務所で誤間化ごまかして一本三十銭から五十銭で売り出す……ズット以前の取引ですと手頃の柳行李やなぎこうりに一パイ詰めた奴を、どこかの横路次で
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
貴方は立派な門弟しゅも沢山ある大先生のお身の上で、なんと弱い町人を貴方ごまかす様なことをなさらんでも宜しいじゃございませんか、の時はほんの酒の場で洒落だと仰しゃるから印形をしましたが
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
いずれ議会の開期中だから、左様遠くもあるめエ、然しネ、オイ、斯様こんな一目瞭然の事実を山の鬼共はどう糊塗ごまかす積かナア、一寸思案が付かねエがナア
監獄部屋 (新字新仮名) / 羽志主水(著)
飛んでもない臆測説を自分で書て世間を欺騙ごまかした腕前は中々凄いもんだといふ咄だ。
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
そのあやしい、うみうへではよく眩惑ごまかされます、貴下あなた屹度きつと流星りうせいぶのでもたのでせう。』とビールだるのやうなはら突出つきだして
「えゝ。」私は自分で自分を瞞着ごまかすやうな、また祈るやうな悲しさを抱いて、何気なく平気で笑つてかう答へる。
脱殻 (新字旧仮名) / 水野仙子(著)
いよ/\上手じょうずのように思われておよそ一年ばかりは胡摩化ごまかして居たが、何かの拍子ひょうしにツイばけの皮が現われて散々さんざんののしられたことがある、と云うようなもので
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
「これをお糸へ言ふのが一と仕事だ。何か親の罪だけでも胡新化ごまかしやうはないかね」
「殺されるのは良い女にきまつて居るから、兎も角お弓町へ飛びましたよ。相手は八百五十石取の旗本屋敷だ、誤摩化ごまかして死骸を取片付けられちや後の祭りだ」
室生もまた僕のあとから「どうした? どうした?」と言つて追ひかけて来た。僕はちよつとはづかしかつたから、なんとか言つて護摩化ごまかしてしまつた。
(新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
だが、またある折はばけたつもりでだまかしておいて貰ひます。それではづかしげもなく人中ひとなかへも出ます。化粧といふのは他目ひとめごまかすのではなく自分の心を化しなだめるのです。
鏡二題 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)