ごまか)” の例文
米もそんなとこへ貰われて行けば僥倖しあわせというもんだろうと思われるし、世話するものがお前もよく知っているあの鳶頭かしらだからの、周旋口なこうどぐちをきいてお弁茶羅べんちゃらごまかす男でもないよ
貴方は立派な門弟しゅも沢山ある大先生のお身の上で、なんと弱い町人を貴方ごまかす様なことをなさらんでも宜しいじゃございませんか、の時はほんの酒の場で洒落だと仰しゃるから印形をしましたが
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)