“ごまくわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
胡麻化50.0%
誤魔化37.5%
胡魔化12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なんだか厭世の様な呑気のんきの様な妙なのね。わたくしよくわからないわ。けれども、少し胡麻化ごまくわして入らつしやる様よ」
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
『だからね、あの下駄を改良かいりやうして、其の頭髮あたまを少し直せば、一寸ちよつと誤魔化ごまくわせるよ、……君は。……見る人が見れば直ぐ分るだらうが、僕なんぞにはね。』
東光院 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
ござんすよ。胡魔化ごまくわさないでも。ちやんとわかつてるんだから。だから正直に左様さうだと云つて御仕舞なさい。左様さうでないと、あとはなせないから」
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
今日けふ何事なにごとおこつたにちがひないと代助は考へた。さうして、それは昨日きのふ誠太郎を好加減いゝかげん胡魔化ごまくわしてかへした反響だらうと想像した。五六ぷん雑談をしてゐるうちに、あにはとう/\う云ひした。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)