胡魔化ごまくわ)” の例文
ござんすよ。胡魔化ごまくわさないでも。ちやんとわかつてるんだから。だから正直に左様さうだと云つて御仕舞なさい。左様さうでないと、あとはなせないから」
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
今日けふ何事なにごとおこつたにちがひないと代助は考へた。さうして、それは昨日きのふ誠太郎を好加減いゝかげん胡魔化ごまくわしてかへした反響だらうと想像した。五六ぷん雑談をしてゐるうちに、あにはとう/\う云ひした。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)