“胡魔化”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごまか97.6%
ごまくわ2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
旦那、そういわないで見ておくんなさい。わしは生れつき胡魔化ごまかすのが嫌いでネ、なるべくこうしてお手隙の午前中に伺って、品物を
軍用鼠 (新字新仮名) / 海野十三(著)
吾輩は少々気味が悪くなったから善い加減にその場を胡魔化ごまかしてうちへ帰った。この時から吾輩は決して鼠をとるまいと決心した。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
ござんすよ。胡魔化ごまくわさないでも。ちやんとわかつてるんだから。だから正直に左様さうだと云つて御仕舞なさい。左様さうでないと、あとはなせないから」
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
今日けふ何事なにごとおこつたにちがひないと代助は考へた。さうして、それは昨日きのふ誠太郎を好加減いゝかげん胡魔化ごまくわしてかへした反響だらうと想像した。五六ぷん雑談をしてゐるうちに、あにはとう/\う云ひした。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)