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胡麻化
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ごまくわ
ふりがな文庫
“
胡麻化
(
ごまくわ
)” の例文
その事で
何日
(
いつ
)
だつたか、
巡
(
まは
)
つて来た郡視学と二時間許り議論をしたのよ。その時の面白かつたこと? 結局視学の方が敗けて
胡麻化
(
ごまくわ
)
して了つたの。
足跡
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
「
何
(
なん
)
だか厭世の様な
呑気
(
のんき
)
の様な妙なのね。
私
(
わたくし
)
よく
分
(
わか
)
らないわ。けれども、少し
胡麻化
(
ごまくわ
)
して入らつしやる様よ」
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
お
前
(
まへ
)
はそんな
事
(
こと
)
を
云
(
い
)
つて、
胡麻化
(
ごまくわ
)
すんだ。
屹
(
きつ
)
と
仲買
(
なかがひ
)
して
歩
(
ある
)
くんだらうと、いや、はや、
沒分曉漢
(
わからずや
)
の
親分
(
おやぶん
)
※
探検実記 地中の秘密:07 末吉の貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
實際に無我なら、もう、膽力も、くそも入る筈がないぢやアないか? 全體、禪は矛盾と云ふよりも、ただぬらり、くらりとした不眞面目な態度でその人の無内容を
胡麻化
(
ごまくわ
)
してゐるに過ぎない。
泡鳴五部作:05 憑き物
(旧字旧仮名)
/
岩野泡鳴
(著)
胡
漢検準1級
部首:⾁
9画
麻
常用漢字
中学
部首:⿇
11画
化
常用漢字
小3
部首:⼔
4画
“胡麻化”で始まる語句
胡麻化手段