“沒分曉漢”のいろいろな読み方と例文
新字:没分暁漢
読み方割合
わからずや83.3%
わからんをとこ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
救ふべからざる沒分曉漢わからずやは別として、多少なりとも文藝の作品に親しみを持つ人は、その主義や趣味の相違からあきたらず思ふ點はあるに違ひ無いが
貝殻追放:011 購書美談 (旧字旧仮名) / 水上滝太郎(著)
『好し、好し、今歸つてやるよ。僕だつて然う沒分曉漢わからずやではないからね、先刻御承知の通り。處でと——』と、腕組をして凝乎ぢつと考へ込む態をする。
札幌 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
カピ長 さゝゝ、沒分曉漢わからんをとこぢゃ。しか然樣さやうか? 其樣そのやうなことをすれば身爲みだめになるまい。……すれば、なんぢゃな、では乃公おれ命令いふことかぬ! はて、いまときぢゃ。