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『葛のうら葉』
ふりがな文庫
『
葛のうら葉
(
くずのうらは
)
』
その上 憎きもかの人、恋しきもかの人なりけり。我はなど憎きと恋しきと、氷炭相容れぬ二ツの情を、一人の人の上にやは注ぐなる。憎しといへばその人の、肉を食みても、なほあきたらぬほどなるを、恋しといへばその人の、今にもあれ我が前にその罪を悔ひ、そ …
著者
清水紫琴
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「文芸倶楽部」1897(明治30)年5月
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約38分(500文字/分)
朗読目安時間
約1時間4分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
煩
(
わづらい
)
囲
(
かこゐ
)
東京
(
あづま
)
嫁
(
かしづ
)
老媼
(
ろうば
)
東京
(
ここ
)
所為
(
しうち
)
赤児
(
みづこ
)
出立
(
たた
)
例
(
つね
)
沸
(
にや
)
賺
(
たぶらか
)
美麗
(
うつく
)
幸
(
こう
)
頓
(
には
)
建築
(
たちもの
)
肯
(
うけが
)
策
(
はかりごと
)
相応
(
ふさは
)
相貌
(
かほだち
)
鈍
(
おぞ
)
軽率
(
かるはづみ
)
因
(
ちなみ
)
些
(
すこ
)
程
(
まで
)
救主
(
たすけぬし
)
紙幣
(
かね
)
腹帯
(
おび
)
在
(
いま
)
与
(
くみ
)
訪
(
おとな
)
後顧
(
うしろみ
)
料
(
しろ
)
下女
(
おんな
)
小言
(
つぶや
)
宿
(
とま
)
実
(
げ
)
完
(
まつた
)
番
(
つが
)
理
(
ことわり
)
独言
(
ひとりご
)
食
(
は
)
波濤
(
なみ
)
事
(
つか
)
真
(
まこと
)
等閑
(
なほざり
)
覊絆
(
きづな
)
書
(
ふみ
)
人品
(
ひとがら
)
訃音
(
しらせ
)
惨
(
むご
)
患
(
うれ
)
夙
(
はや
)
長
(
た
)
鑒識
(
めがね
)
飜
(
ひるがへ
)
力
(
つと
)
寡
(
すく
)
幾許
(
いくら
)
背後
(
うしろ
)
首途
(
かどで
)
階子
(
はしご
)
身装
(
みなり
)
赤縄
(
えにし
)
飛汁
(
いばじる
)
荒
(
すさ
)
調
(
ととの
)
腸
(
はらわた
)
訝
(
いぶか
)
袂
(
たもと
)
蕩
(
とろ
)
忙
(
せわ
)
下谷
(
したや
)
不在
(
るす
)
例
(
ためし
)
先方
(
さき
)
冷笑
(
あざわら
)
売代
(
うりしろ
)
大息
(
といき
)
委
(
くわ
)
宥
(
なだ
)
尖針
(
とげ
)
店請
(
たなうけ
)
廉
(
かど
)
志望
(
こころざし
)
相応
(
ふさわ
)
急
(
せ
)
急立
(
せきた
)
恠
(
あや
)
愛子
(
あいし
)
憾
(
うら
)
搆
(
かま
)
断
(
き
)
曩
(
さき
)
母子
(
おやこ
)
牛乳
(
ちち
)
由縁
(
ゆかり
)
癢
(
かゆ
)