“軽率”のいろいろな読み方と例文
旧字:輕率
読み方割合
けいそつ76.9%
かるはずみ15.4%
そそっか3.8%
かるはづみ3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その報告があまり軽率けいそつであったために、彼はすでに死んだものと認められて、わたしがその幽霊になることに決められたのです。
この象を腑分ふわけしたら、どんな化物ばけものが飛び出すか知れたもんじゃねえ、御出役のこないうちに軽率かるはずみに象に手をつけるわけにはゆきません
けれども間もなく銀行の人と結婚するから構わない。お島も相変らず軽率そそっかしい。過失そそうをすると何時でも乃公にかずける。此んな事は気にはかけないが、大臣にならない中に学校を退校されそうだ。
いたずら小僧日記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
よしなき事をいひ出でしと、我が軽率かるはづみなりしを悔しかど。その頃は深くも方様を信ずる心より、これも我がいひ甲斐なき心の迷ひとのみ思はれて、我と我が心をのみ叱り懲らしぬ。
葛のうら葉 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)