“腑分”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふわけ63.6%
ふわ36.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この象を腑分ふわけしたら、どんな化物ばけものが飛び出すか知れたもんじゃねえ、御出役のこないうちに軽率かるはずみに象に手をつけるわけにはゆきません
「諸君! お欣びなされい! かねての宿願が叶い申したぞ。明日、こつヶ原で腑分ふわけがある! 腑分がある!」
蘭学事始 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
「へエ、腑分ふわけをする積りで? 驚きましたね、——ともかく捜して見ましょう。馬道に蘭方の医者があると聴きましたが」
これはその後小塚原の腑分ふわけと言い伝えられた名だかい事実になっているのです。
杉田玄白 (新字新仮名) / 石原純(著)