“ふわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
不破65.1%
不和18.6%
腑分9.3%
2.3%
2.3%
附和2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と言っているのは、ほかならぬ元の不破ふわの関の関守氏、今やお銀様の胆吹王国の総理です。それを相手に受けこたえて言う一人の浪人者
大菩薩峠:38 農奴の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
カピ長 むすめならべてロミオどのゝ黄金こがねざうをもまうそう、たがひの不和ふわ憫然ふびん犧牲いけにえ
これはその後小塚原の腑分ふわけと言い伝えられた名だかい事実になっているのです。
杉田玄白 (新字新仮名) / 石原純(著)
「まさか冗談じょうだんに貰やしません。いくら僕だってそうふわついたところばかりから出来上ってるように解釈されちゃ可哀相かわいそうだ」
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
すっと入交いれかわったのが、の大きい、色の白い、年の若い、あれは何と云うのか、引緊ひきしまったスカートで、肩がふわりと胴が細って、腰の肉置ししおき、しかも、そのゆたかなのがりんりんとしている。
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
人の視聴をくの結果、われより苦痛が反射せぬようにと始めから用心するのである。したがって始めより流俗りゅうぞくびて一世に附和ふわする心底しんていがなければ成功せぬ。
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)