“軽々”のいろいろな読み方と例文
旧字:輕々
読み方割合
かるがる31.4%
けいけい31.4%
かろがろ29.4%
かる/″\2.0%
かる/\2.0%
かろがろし2.0%
ほのか2.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かなり裕福な商家であったが、次男坊で肌合の変っていた三四郎は、W大学の英文科をえると、教師になって軽々かるがる諸国行脚の途についた。
寒の夜晴れ (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
それでも革舟コラクルはただちょっと跳ね上って、弾機ばね仕掛のように踊り、鳥のように軽々かるがると向側の波窪へ降りてゆくのであった。
鼓村さんは、自分だけでなら、どんなふうにも弾けるので、癖になってしまってて、困ると自分でこぼして、気持ちが軽々かるがるしたように、
朱絃舎浜子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
これはなかなか大切な事で、婦女子は未来の国民を造るのでありますから、その国の婦女子の事を軽々けいけい看過かんかすることは出来ない。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
この点については我輩わがはいも氏の事業を軽々けいけい看過かんかするものにあらざれども、ひとあやしむべきは
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
初めは平和、次ぎに小口径の猟銃を用いて軽々けいけいに散弾をき、ついに攻城砲の恐ろしきを打ちいだす。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
電信柱でんしんばしらは、軽々かろがろみょうおとこげて、ひょいとかわら屋根やねうえろしました。
電信柱と妙な男 (新字新仮名) / 小川未明(著)
部屋のあなたに輝くは物の具である。よろいの胴に立て懸けたるわが盾を軽々かろがろと片手にげて、女の前に置きたるランスロットはいう。
薤露行 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
うかれ男 (故更に厳粛の貌を装ひ)や、それこそは邪法の内秘、吉利支丹きりしたん宗門の真言しんごん軽々かろがろしうは教へられぬ。
南蛮寺門前 (新字旧仮名) / 木下杢太郎(著)
人間の命を、さう軽々かる/″\しく取扱つて貰ひますまい。
医術の進歩 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
女はかういふと、手を延ばしてこの日本の将校を手提鞄か何ぞのやうに軽々かる/\と車のなかに引張りあげた。そして皆で寄つてたかつて胴上げにした。
わが十年の約は軽々かろがろしく破るべきにあらず、なほ謂無いはれなきは、一人娘をいだしてせしめんとするなり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
こまやかに生茂おひしげれる庭の木々の軽々ほのかなる燥気いきれと、近きあたりに有りと有る花のかをりとを打雑うちまぜたる夏の初の大気は
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)