“輕率”のいろいろな読み方と例文
新字:軽率
読み方割合
かるはずみ50.0%
けいそつ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
恐らくはわがこのことば、かの美しき目(これを視ればわが願ひ安んず)の與ふる樂をかろんじ、餘りに輕率かるはずみなりと見えむ 一三〇—一三二
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
お前も輕率かるはずみだつたが、俺も確かに惡かつた、世間の思惑おもわくは兎に角、今の配偶つれあひのお常の手前もあるから、夜逃げまでしたお前の娘のお君を跡取りにして、丸々身上しんしやうも渡せまいが
けれど、わたくし大佐たいさいま境遇きやうぐういては、一言いちげんとひはつしなかつた。差當さしあたつてたづねる必要ひつようく、また容易ようゐならざる大佐たいさ秘密ひみつをば、輕率けいそつひかけるのは、かへつれいしつするとおもつたからで。
〔譯〕人は、厚重こうちようを貴ぶ、遲重ちちようを貴ばず。眞率しんそつたつとぶ、輕率けいそつを尚ばず。