“厚重”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あつがさね40.0%
あつがさ20.0%
こうちょう20.0%
こうちよう20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
荒木又右衛門保和、時に三十七、らい伊賀守いがのかみ金道きんみち厚重あつがさねの一刀、※元はばきもとで一寸長さ二尺七寸という強刀、斬られても撲られても、助かりっこのない代物である。
鍵屋の辻 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
戦国時代の猛者もさが好んでさした、胴田貫どうたぬき厚重あつがさねという刀である。竹童ぐらいな細い首なら、三つや四つならべておいてもゆうに斬れるだろうと思われるほどな。——
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
深沈しんちん厚重こうちょうれ第一等の資質ししつ磊落らいらく雄豪ゆうごうは是れ第二等の資質、聡明そうめい才弁さいべんは是れ第三等の資質なり」と。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
〔譯〕人は、厚重こうちようを貴ぶ、遲重ちちようを貴ばず。眞率しんそつたつとぶ、輕率けいそつを尚ばず。