“あつがさね”の漢字の書き方と例文
語句割合
厚重100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
荒木又右衛門保和、時に三十七、らい伊賀守いがのかみ金道きんみち厚重あつがさねの一刀、※元はばきもとで一寸長さ二尺七寸という強刀、斬られても撲られても、助かりっこのない代物である。
鍵屋の辻 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
それかといって特に刀に奇をてらったふうもないし、慶長ばやりの胴田貫どうたぬきだとか厚重あつがさねだとかいう、いわゆる強刀ごうとう大業刀おおわざものらしい物を用いなかったことがわかる。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)