“厚狭”の読み方と例文
読み方割合
あさ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
山口県の厚狭あさ郡では「猫の三味線」と呼び(『防長史学』四巻二号)、愛媛県の周桑郡でもシャミセン草、またはチロリンといっている。
山陽線の厚狭あさを出たばかりの特急列車、富士号がフル・スピードをかけて南に大曲りをしている。
人間レコード (新字新仮名) / 夢野久作(著)
しかし和紙は山陽よりも山陰の方に栄えました。中国街道の終るところは下関しものせきであります。ここでは赤間石あかまいしすずりを得られるでしょう。赤紫を帯びた良質の石で、主に厚狭あさ地方の産であります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)