“硯”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
すずり86.2%
すゞり11.8%
けん2.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“硯”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語4.0%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.7%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)0.6%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
墨をって、細筆を幾たびらしても、筆さきもすずりの岡も、かわいて、墨がピカピカ光ってしまうだけだった。
田沢稲船 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
兄が家にいられる時の机の上には、インキ壺、筆、すずり、画筆に筆洗などがあり、壁際には古い桐の本箱が重ねてありました。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
「さうだ。その紙と筆とすゞりと、封筒と、あ、もう一つ、字を書いた古封筒があつた筈だ、——本銀町淺田屋徳次郎殿——と」
まだ己の此処に押込められてる事は知るまい、めて手紙でも遣りたいとすゞりを引寄せ、筆を取り上げふみを書こうとすると
されど、嗚呼ああされど、予はけんに臨んで、なほ惶々くわうくわうとして自ら安からざるものあるを覚ゆ。
開化の殺人 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
珍しい硯を百面以上も集めて、百けん箪笥といつて凝つた箪笥にしまひ込んで女房や鼠などは滅多に其処そこへ寄せ付けなかつた。
古松研 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)