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硯
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けん
ふりがな文庫
“
硯
(
けん
)” の例文
珍しい硯を百面以上も集めて、百
硯
(
けん
)
箪笥といつて凝つた箪笥に
蔵
(
しま
)
ひ込んで女房や鼠などは滅多に
其処
(
そこ
)
へ寄せ付けなかつた。
古松研
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
されど、
嗚呼
(
ああ
)
されど、予は
硯
(
けん
)
に
呵
(
か
)
し
紙
(
し
)
に臨んで、
猶
(
なほ
)
惶々
(
くわうくわう
)
として自ら安からざるものあるを覚ゆ。
惟
(
おも
)
ふに予が過去を点検し記載するは、予にとりて
再
(
ふたたび
)
過去の生活を営むと、
畢竟
(
ひつきやう
)
何の差違かあらん。
開化の殺人
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
昨日
硯
(
けん
)
を発したばかりの色なんです、今時の代用安絵具とは違います、絵かきが
垂涎
(
すいえん
)
しておりますよ、こんな朱が欲しいものだ、ドコカラ来た、舶来? 国産? いかなる費用と労力をかけても
大菩薩峠:41 椰子林の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
珍しい硯を百面以上も集めて、百
硯
(
けん
)
箪笥
(
たんす
)
といつて凝つた箪笥に
蔵
(
しま
)
ひ込んで女房や鼠などは滅多に
其処
(
そこ
)
へ寄せ付けなかつた。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
“硯”の解説
硯(すずり)は、墨を水で磨るために使う、石・瓦等で作った文房具。中国では紙・筆・墨と共に文房四宝の一つとされる。硯及び附属する道具を収める箱を硯箱という。硯には唐硯(中国産)と和硯(国産)のほか、韓国・北朝鮮、台湾製などがある。硯を作る職人を製硯師という。
(出典:Wikipedia)
硯
漢検準1級
部首:⽯
12画
“硯”を含む語句
硯箱
硯友社
筆硯
硯屏
硯筥
掛硯
朱硯
硯々
旅硯
硯石
硯蓋
名硯
大硯
小硯
懐中硯
硯海
懸硯
硯水
料紙硯
硯机
...