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垂涎
ふりがな文庫
“垂涎”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
すいぜん
79.2%
すいえん
8.3%
よだれ
8.3%
すいせん
4.2%
▼ 他 1 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すいぜん
(逆引き)
彼は、心の底からそれに
垂涎
(
すいぜん
)
した。価は、二十五人扶持の彼にとっては、力に余る三両という大金だった。が、彼は前後の思慮もなかった。
蘭学事始
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
垂涎(すいぜん)の例文をもっと
(19作品)
見る
すいえん
(逆引き)
絵は千年を経ているけれども、色彩、ことに赤は、昨日
硯海
(
けんかい
)
を飛び出したほどの鮮かさである。そうして、その道の丹青家をして
垂涎
(
すいえん
)
せしめる。
大菩薩峠:41 椰子林の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
垂涎(すいえん)の例文をもっと
(2作品)
見る
よだれ
(逆引き)
「え」と云いながら顔を上げた独仙君の
山羊髯
(
やぎひげ
)
を伝わって
垂涎
(
よだれ
)
が一筋長々と流れて、
蝸牛
(
かたつむり
)
の這った
迹
(
あと
)
のように歴然と光っている。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
垂涎(よだれ)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
すいせん
(逆引き)
曾
(
か
)
つては、将軍の台覧にも供え、元禄年中の城主
柳沢吉保
(
やなぎさわよしやす
)
も、
垂涎
(
すいせん
)
措
(
お
)
かなかったといわれる——
土佐光吉
(
とさみつよし
)
の歌仙図に
近衛信尹
(
このえのぶただ
)
の
讃
(
さん
)
のある——紙数にすればわずか十二、三枚の薄い
帖
(
じょう
)
だった。
夏虫行燈
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
垂涎(すいせん)の例文をもっと
(1作品)
見る
“垂涎”の意味
《名詞》
垂涎(すいぜん / すいせん)
食物を食べたくて涎を垂(た)らすこと。
(比喩的に)ある物を切実に欲しがること。
(出典:Wiktionary)
垂
常用漢字
小6
部首:⼟
8画
涎
漢検1級
部首:⽔
10画
“垂涎”で始まる語句
垂涎万丈
検索の候補
垂涎万丈
涎垂
“垂涎”のふりがなが多い著者
石原莞爾
橘外男
吉川英治
小栗虫太郎
谷崎潤一郎
神西清
中里介山
夏目漱石
正岡子規
菊池寛