“すいぜん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
垂涎90.5%
吹禅4.8%
悴然4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
亡父ちち孫堅から譲られて、常に肌身に護持しておるが、いつか袁術はそれを知って、この玉璽に垂涎すいぜんを禁じ得ないふうが見える。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
よくよくごうのふかいこの男の生れ性とみえて、彼がむきになってかかる程には、その吹禅すいぜんの竹は澄んで来なかった。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
孔明のむごい命令に、ふたりとも悴然すいぜんとしたまま、その無慈悲をうらんでいるかのような容子なので孔明は自分の言にまた説明を加えた。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)