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垂涎
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よだれ
ふりがな文庫
“
垂涎
(
よだれ
)” の例文
「え」と云いながら顔を上げた独仙君の
山羊髯
(
やぎひげ
)
を伝わって
垂涎
(
よだれ
)
が一筋長々と流れて、
蝸牛
(
かたつむり
)
の這った
迹
(
あと
)
のように歴然と光っている。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
ヘクトーは元気なさそうに
尻尾
(
しっぽ
)
を垂れて、私の方へ背中を向けていた。手水鉢を離れた時、私は彼の口から流れる
垂涎
(
よだれ
)
を見た。
硝子戸の中
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
“垂涎”の意味
《名詞》
垂涎(すいぜん / すいせん)
食物を食べたくて涎を垂(た)らすこと。
(比喩的に)ある物を切実に欲しがること。
(出典:Wiktionary)
垂
常用漢字
小6
部首:⼟
8画
涎
漢検1級
部首:⽔
10画
“垂涎”で始まる語句
垂涎万丈