“帖”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じょう80.3%
ちょう13.6%
でふ4.5%
てふ1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おうめにお茶を淹(い)れて、と云いながら、おみきは喜六を家へ招き入れた。その家は六帖(じょう)と四帖半二た間に、厠(かわや)と勝手という造りだった。
枡落し (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
彼(かれ)は、懐中(かいちゅう)から、スケッチ帖(ちょう)を出(だ)して、前方(ぜんぽう)の黄色(きいろ)くなった田圃(たんぼ)や、灰色(はいいろ)にかすんだ林(はやし)の景色(けしき)などを写生(しゃせい)しにかかったのであります。
丘の下 (新字新仮名) / 小川未明(著)
俺が覚えてるだけでも真珠を七箇(なゝつ)箝(は)めた領留針(ブルーチ)、無線七宝(しちほう)の宝玉匣(たまばこ)、仏蘭西製の象牙骨の扇子、何とかといふ名高い絵工(ゑかき)の書いた十二ヶ月美人とかの帖(でふ)
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
手形は多く外國文(とつくにおん)もて認(したゝ)めたるに、境守る兵士は故里(ふるさと)の語だによくは知らねば、檢閲は甚しく手間取りたり。瞳子青き男は帖(てふ)一つ取出でゝ、あたりの景色を寫せり。