“帖”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
じょう73.3%
ちょう17.8%
でふ6.7%
てふ2.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
十二じょうほどの広さで、六尺四方の大きな炉が切ってあり、だんをとるのも、食事をし茶を飲むのも、すべてそこですることにきめられていた。
ちくしょう谷 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
栄二は傘をすぼめて戸袋に立てかけ、格子をあけてはいると、あがはなの六じょうではいつもの小僧が、麻の袋を持って板に打ちつけていた。
さぶ (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
——私は長に、タクシーをこっちへ廻すように云ってくれ、と頼み、せいぜい四じょう半くらいの狭い、ごたごたした部屋へ同伴者といっしょにあがった。
青べか物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
狭い玄関には、たつ女が出迎えていて、すすけたような六じょうの客間へ案内をし、言葉少なに、みまってもらった礼を述べた。
そこは風呂屋の二階にある長四じょうで、家具らしい物は殆んどなく、一方は障子の入口、一方は押入、左右は板壁になっている。
「ピアノよ、キュピーよ、クレヨンね、スケッチちょうね、きりぬきに、手袋に、リボンに……ねえかあさん、おうちなんかくださらないの」
クリスマスの贈物 (新字新仮名) / 竹久夢二(著)
年雄としおは、小山先生こやませんせいだったら、びつきたいのでした。スケッチちょう懐中かいちゅうれると、おかりました。
丘の下 (新字新仮名) / 小川未明(著)
正旦鶏を門にえがき、七日人を帳にちょうす、今一日鶏を殺さず、二日狗を殺さず、三日は羊、四日は猪、五日は牛、六日は馬を殺さず、七日刑を行わず(人を殺さず)またこの義なり云々。
先ず、一枚の風景画を作ろうとします、第一に必要なるは、早速モティフとして適当な場所を探しに出なくてはなりません、これは鉛筆のクレイオンとスケッチちょうと位いあればいいでしょう。
楢重雑筆 (新字新仮名) / 小出楢重(著)
代助は花瓶かへいの右手にある組み重ねの書棚の前へ行って、上に載せた重い写真ちょうを取り上げて、立ちながら、金の留金を外して、一枚二枚と繰り始めたが、中頃まで来てぴたりと手を留めた。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
みな牧之におくるといふ㕝をしるしたるなり、人より人にもとめて千余幅におよべり、でふとなして蔵す。
みな牧之におくるといふ㕝をしるしたるなり、人より人にもとめて千余幅におよべり、でふとなして蔵す。
俺が覚えてるだけでも真珠を七箇なゝつめた領留針ブルーチ、無線七宝しちほう宝玉匣たまばこ、仏蘭西製の象牙骨の扇子、何とかといふ名高い絵工ゑかきの書いた十二ヶ月美人とかのでふれも其辺そこら勧工場くわんこうばで買へない高料たかい品を月に一遍位はきつと持つて来た子。
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
瞳子青き男はてふ一つ取出でゝ、あたりの景色を寫せり。