“一帖”の読み方と例文
読み方割合
いちじょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その頃、一帖いちじょう七銭の原稿用紙を買いに、中井の駅のそばの文房具屋まで行くのに、おいはぎが出ると云う横町よこちょうを走って通らなければならなかった。
落合町山川記 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
その式には白粉おしろいを神像の顔に塗ることあり。大同の家には必ずたたみ一帖いちじょうしつあり。この部屋へやにてよるる者はいつも不思議にう。まくらかえすなどは常のことなり。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
花松魚はながつお紙袋かんぶくろへ入れて置くのだが、是も猫鰹節ねこぶしこまッかに削ったものさ、海苔のり一帖いちじょう四銭二厘にまけてくれるよ、六つに切るのを八つに切るのだ、是にはしを添えて出す