“七箇”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ななつ50.0%
なゝつ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つい昨夜ゆうべ、夜中はちっとばかり、すやすやしておいでだったそうですが、七箇ななつもかけた氷嚢が、しばらくの内に溶けますから、始終、氷を割りますが、また夜がふけると、四辺あたりへ響きまして
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
氷嚢ひょうのう七箇ななつでもう昼夜通していますんです。)
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
俺が覚えてるだけでも真珠を七箇なゝつめた領留針ブルーチ、無線七宝しちほう宝玉匣たまばこ、仏蘭西製の象牙骨の扇子、何とかといふ名高い絵工ゑかきの書いた十二ヶ月美人とかのでふ
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)