“二帖”の読み方と例文
読み方割合
にじょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どういう訳か逗子へ半月ばかり行っていた時の事を半紙二帖にじょうほどに書いたものが、今だに自分の手篋てばこの底に保存されてある。
夏の町 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
わしの料紙筥りょうしばこの底をさがしてごらん。そなたの父のお書きなされたとじものが二帖にじょうある。風を通したこともないから、もう虫が蝕っているかもしれません。
茶漬三略 (新字新仮名) / 吉川英治(著)