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硯石
ふりがな文庫
“硯石”の読み方と例文
読み方
割合
すずりいし
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すずりいし
(逆引き)
硯石
(
すずりいし
)
の崖のてっぺんで見つけたから、仕事を休んでとっつかまえましたが、いやはや、これがために一日つぶしてしまった上、命拾いでござんした。
大菩薩峠:35 胆吹の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
それから
入代
(
いりかわ
)
り立代り来る頭山翁の訪客を、奈良原翁はジロリジロリと見迎え、見送っていたが、やがて床の間に置いてある大きな
硯石
(
すずりいし
)
に注目し、訪客の切れ目に初めて口を開いた。
近世快人伝
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
長崎渡りの
七宝焼
(
しっぽうやき
)
の
水入
(
みずいれ
)
は
焼付
(
やきつけ
)
の絵模様に遠洋未知の国の不思議を思わせ、
赤銅色絵
(
しゃくどういろえ
)
の
文鎮
(
ぶんちん
)
は
象嵌細工
(
ぞうがんざいく
)
の
繊巧
(
せんこう
)
を誇れば、
傍
(
かたわら
)
なる
茄子形
(
なすびがた
)
の
硯石
(
すずりいし
)
は
紫檀
(
したん
)
の
蓋
(
ふた
)
の
面
(
おもて
)
に刻んだ主人が自作の狂歌
散柳窓夕栄
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
硯石(すずりいし)の例文をもっと
(5作品)
見る
硯
漢検準1級
部首:⽯
12画
石
常用漢字
小1
部首:⽯
5画
“硯”で始まる語句
硯
硯箱
硯友社
硯筥
硯屏
硯蓋
硯々
硯水
硯海
硯北日録
“硯石”のふりがなが多い著者
中里介山
柳宗悦
永井荷風
夢野久作