“焼付”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やきつ50.0%
やきつけ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
がその月に照らされて美しい顔の表情は、如何いかなる言葉よりも雄弁に、瀕死の村松金之助の眼に、並々ならぬものを焼付やきつけたのです。
長崎渡りの七宝焼しっぽうやき水入みずいれ焼付やきつけの絵模様に遠洋未知の国の不思議を思わせ、赤銅色絵しゃくどういろえ文鎮ぶんちん象嵌細工ぞうがんざいく繊巧せんこうを誇れば、かたわらなる茄子形なすびがた硯石すずりいし紫檀したんふたおもてに刻んだ主人が自作の狂歌
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)