“筆硯”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひっけん85.2%
ふですずり11.1%
ひつけん3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
上には、筆硯(ひっけん)は片隅で、真鍮(しんちゅう)の細長い卦算(けいさん)が二、三本と、合匙(ごうひ)といいますか、薬を量る金属の杓子形(しゃくしがた)のが大小幾本もありました。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
主人は筆硯(ふですずり)を座敷の真中へ持ち出して、細君を前に呼びつけて「これから盗難告訴をかくから、盗られたものを一々云え。さあ云え」
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
それに、私の一身上から言つても、半ば以上を旅に費したりして、しみじみ筆硯(ひつけん)に親しんでゐる暇がなかつた。
心の階段 (新字旧仮名) / 田山花袋、田山録弥(著)