“卦算”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けさん60.0%
けいさん20.0%
ケサン20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やぐら時計、卦算けさん時計、印籠時計、枕時計などがあり、名古屋藩の津田助左衞門を始め、大藩には時計師を抱へた向きもありますが、何んと言つても日本の總元締は
上には、筆硯ひっけんは片隅で、真鍮しんちゅうの細長い卦算けいさんが二、三本と、合匙ごうひといいますか、薬を量る金属の杓子形しゃくしがたのが大小幾本もありました。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
その後四つ五つとなると、私は大概の玩具よりも遥かに釘だの戸車とぐるまだの卦算ケサンだのを愛するやうになるのだが、それは何かうまく云へないまでも大変我乍ら好もしいことのやうに思はれてならない。