筆硯ひつけん)” の例文
それに、私の一身上から言つても、半ば以上を旅に費したりして、しみじみ筆硯ひつけんに親しんでゐる暇がなかつた。
心の階段 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)