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旅硯
ふりがな文庫
“旅硯”の読み方と例文
読み方
割合
たびすずり
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たびすずり
(逆引き)
まず
田代玄甫
(
たしろげんぽ
)
の書いた「
旅硯
(
たびすずり
)
」の中の文によれば、伝吉は平四郎の
髷
(
まげ
)
ぶしへ
凧
(
たこ
)
をひっかけたと云うことである。
伝吉の敵打ち
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
旅硯
(
たびすずり
)
とり出でて、
御灯
(
みあかし
)
の光に書きつけ、今一声もがなと耳を
倚
(
かたぶ
)
くるに、思ひがけずも遠く寺院の方より、
七三
前
(
さき
)
を
追
(
お
)
ふ声の
厳
(
いかめ
)
しく聞えて、やや近づき来たり。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
これもここで
望
(
のぞみ
)
の達せらるる
兆
(
きざし
)
か、と床しい、と明が云って、直ぐにこの戸棚を、
卓子
(
テエブル
)
擬
(
まが
)
いの机に使って、
旅硯
(
たびすずり
)
も据えてある。椅子がわりに
脚榻
(
きゃたつ
)
を置いて。……
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
旅硯(たびすずり)の例文をもっと
(5作品)
見る
旅
常用漢字
小3
部首:⽅
10画
硯
漢検準1級
部首:⽯
12画
“旅”で始まる語句
旅
旅籠
旅籠屋
旅人
旅宿
旅行
旅館
旅商人
旅立
旅舎
“旅硯”のふりがなが多い著者
上田秋成
国枝史郎
吉川英治
泉鏡花
芥川竜之介