“赤間石”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あかまいし50.0%
あかまがせき50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし和紙は山陽よりも山陰の方に栄えました。中国街道の終るところは下関しものせきであります。ここでは赤間石あかまいしすずりを得られるでしょう。赤紫を帯びた良質の石で、主に厚狭あさ地方の産であります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
書と云ふものこの外になし。新作の詩数篇、我ならでは読まれぬ様に書き散らしたるが、そのまま浄書もせずにあり。すずり赤間石あかまがせきのチヨイとしたるのなれど、墨は丁子ちやうじ墨なり。
閑天地 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)