赤間石あかまがせき)” の例文
書と云ふものこの外になし。新作の詩数篇、我ならでは読まれぬ様に書き散らしたるが、そのまま浄書もせずにあり。すずり赤間石あかまがせきのチヨイとしたるのなれど、墨は丁子ちやうじ墨なり。
閑天地 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)