トップ
>
厚衾
ふりがな文庫
“厚衾”の読み方と例文
読み方
割合
あつぶすま
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あつぶすま
(逆引き)
上から
押
(
おさ
)
え押えんとする雲の
厚衾
(
あつぶすま
)
と爭つて、はね除け突き破り、再び自在な自己の天地を見出さんとするやうに、風は次第に吹きつのつて來る。
山岳美観:02 山岳美観
(旧字旧仮名)
/
吉江喬松
(著)
寝る時には、
厚衾
(
あつぶすま
)
に、この
熊
(
くま
)
の皮が上へ
被
(
かぶ
)
さって、
袖
(
そで
)
を包み、
蔽
(
おお
)
い、
裙
(
すそ
)
を包んだのも面白い。
眉かくしの霊
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
火元の笹家が燃え尽くして、この時横倒しに倒れたのでもあろうか、ゴーッというすさまじい物音がしたが、見る見る瞬間に露路の上から煙りと火の粉との
厚衾
(
あつぶすま
)
が、紋也とお粂とを圧して来た。
娘煙術師
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
厚衾(あつぶすま)の例文をもっと
(7作品)
見る
厚
常用漢字
小5
部首:⼚
9画
衾
漢検1級
部首:⾐
10画
“厚”で始まる語句
厚
厚顔
厚意
厚司
厚誼
厚情
厚木
厚狭
厚朴
厚板
“厚衾”のふりがなが多い著者
吉江喬松
徳田秋声
泉鏡花
国枝史郎