“愛子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あいし35.3%
まなご29.4%
あいこ17.6%
いとしご11.8%
マナゴ5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
以て明朝きみには御切腹ごせつぷくせがれ忠右衞門も自害致し死出しで三途さんづ露拂つゆはらつかまつるとの事武士の妻が御切腹ごせつぷくの事兼て覺悟かくごには御座候へども君に御別おんわかれ申其上愛子あいし先立さきだたれ何を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
夜は舳先へさきに見る月の清らなること昨日きのふに異らずさふらふ。ベツカ夫人鈴子すゞこの君の愛子まなご、マリイ、エヂツ、アンネスト、エレクの君達皆私に馴れ給ひ、就眠の際の挨拶をも受け申しさふらふ
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
あいちやんのおどろきや如何いかばかり、白兎しろうさぎが、そのほそ金切聲かなきりごゑ張上はりあげて、『愛子あいこ!』とげましたときの。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
そう言って、壮者わかもののように、眼をかがやかせる老先生を、これも、愛子いとしごを救いたい一念に、常の落着いた隠者の態度をとりみだしておられるのか——と羅門は気の毒そうに眺めて
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
父君に我は愛子マナゴぞ。母刀自トジに我は寵子メヅコぞ。参上マヰノボる八十氏人の 手向タムけするカシコサカに、ヌサマツり、我はぞ退マカる。遠き土佐路を
相聞の発達 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)