“あいこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:アイコ
語句割合
愛子42.9%
愛顧28.6%
相子14.3%
藍子14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
定子の住む同じ土地に帰って来たと思うだけでももう胸はわくわくした。愛子あいこ貞世さだよもどんな恐ろしい期待に震えながら自分の帰るのを待ちわびているだろう。
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
私はこれから遠方へ参りますが、なにとぞ従前の通りお見捨てなくご愛顧あいこのほどを願います。とへえつく張って席にもどった。うらなり君はどこまで人が好いんだか、ほとんど底が知れない。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
おまえが盆槍ぼんやりで、向うが槍突きなら相子あいこじゃないか。
半七捕物帳:18 槍突き (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
まことの名は、清原きよわら藍子あいこといい、雅楽寮うたりょうの名手、清原恒成つねなりの妻であり、婚して、まだ、二年ともたたないうちに良人を亡くした若後家の君である。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)