“愛顧”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひいき50.0%
あいこ33.3%
アイコ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
八百安が物は何時も帳面につけた樣なと笑はるれど、愛顧ひいきは有がたきもの、曲りなりにも親子三人の口をぬらして、三之助とて八歳やつになるを五厘學校に通はするほどの義務つとめもしけれど
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
貞盛が、若年から愛顧あいこをうけている仁和寺の式部卿宮しきぶきょうのみやの許へも伺った。また、弟の繁盛が仕えている忠平の子息九条師輔もろすけにも会って、話しこんだ。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
日頃、総督ノ愛顧アイコレテ、トカク盗ミヲ働キ、ソノ贜品ゾウヒンヲ、自己ノ小僕部屋ニカクシオキ、十五日夜半モ又、夫人ノ深窓ヨリ金銀珠玉ヲ盗マントシテ、ツイニ衛兵ノ手ニバクサレタリ
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)