“式部卿宮”の読み方と例文

読み方	割合
しきぶきょうのみや	100.0%

しきぶきょうのみや

貞盛が、若年から愛顧（あいこ）をうけている仁和寺の式部卿宮（しきぶきょうのみや）の許へも伺った。また、弟の繁盛が仕えている忠平の子息九条師輔（もろすけ）にも会って、話しこんだ。

平の将門 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

あちらでは、仁和寺（にんなじ）の式部卿宮（しきぶきょうのみや）だの、右大臣家や九条師輔様などに、なんとか、引立てをうけております。中央では、何といっても、摂関家や親王方などにお近づきを得なければ立身は成りません。

平の将門 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

“式部卿宮（兵部卿宮）”の解説

兵部卿宮（ひょうぶきょうのみや）は、物語に登場する、本名のわからない架空の皇子の便宜上の名称。代表的な例として、『源氏物語』に登場する親王が3人いる。

先帝の皇子、藤壺中宮の兄。紫の上の父。後述。

桐壺帝の皇子、光源氏の異母弟。蛍兵部卿宮を参照。

今上帝の第三皇子。「匂兵部卿宮」とも呼ばれる。匂宮を参照。

兵部卿宮（ひょうぶきょうのみや）は、紫式部が著した小説『源氏物語』に登場する架空の人物である。（後に朝顔の斎院の父・桃園式部卿宮死去をうけて式部卿宮となる）
先帝の皇子であり、藤壺中宮の兄である。
(出典:Wikipedia)

式	常用漢字 小３ 部首:⼷ 6画
部	常用漢字 小３ 部首:⾢ 11画
卿	漢検準1級 部首:⼙ 12画
宮	常用漢字 小３ 部首:⼧ 10画