“式部卿”の読み方と例文
読み方割合
しきぶきょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この時分に式部卿しきぶきょうの宮と言われておいでになった親王もおかくれになったので、薫は父方の叔父おじの喪に薄鈍うすにび色の喪服を着けているのも
源氏物語:54 蜻蛉 (新字新仮名) / 紫式部(著)
もう一人もやはり僧侶そうりょで、広沢ひろさわ寛朝僧正かんちょうそうじょうという人である。大僧正になった人で、仏教の方でも有名であり、宇多天皇の皇子の式部卿しきぶきょうの宮の御子みこである。
大力物語 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
初めからの妻はくなって、現在の夫人は最近までいた太政大臣の長女で、真木柱まきばしらを離れて行くのに悲しんだ姫君を、式部卿しきぶきょうの宮家で
源氏物語:45 紅梅 (新字新仮名) / 紫式部(著)