“しきぶきょう”の漢字の書き方と例文
語句割合
式部卿100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
源氏は女院をお慕いあそばされる御親子の情から、夜も昼もお悲しいのであろうと拝見した、その日に式部卿しきぶきょう親王の薨去が奏上された。
源氏物語:19 薄雲 (新字新仮名) / 紫式部(著)
加茂の斎院は父帝の喪のために引退されたのであって、そのかわりに式部卿しきぶきょうの宮の朝顔の姫君が職をお継ぎになることになった。
源氏物語:10 榊 (新字新仮名) / 紫式部(著)
私の叔父おじのおくなりになった式部卿しきぶきょうの宮が秘蔵しておいでになったのを、あの衛門督えもんのかみは子供の時から笛がことによくできたものだから
源氏物語:37 横笛 (新字新仮名) / 紫式部(著)