“式部少輔”の読み方と例文
読み方割合
しきぶしょうゆう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
成瀬の三人を助くる中村式部少輔しきぶしょうゆうの家来二千五百人——それを向うに廻して岩見重太郎一人、鬼神の働きをする——ところへ重太郎を助けんがために、天下の豪傑
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
そこに、桟敷に、見物にまじって、榊原式部少輔しきぶしょうゆう様のお長屋の庭で、老武士を相手に試合をしていた、陣十郎という壮年武士が、舞台をにらむように見ているではないか。
剣侠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
一柳右近将監しょうげんが江戸大納言へ、服部采女正うねめのしょうが越後宰相へ、渡瀬左衛門すけが佐竹右大夫へ、明石左近が小早川左衛門佐へ、前野但馬守と長子出雲守とが中村式部少輔しきぶしょうゆうへ、等で
聞書抄:第二盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)