“式部大輔”の読み方と例文
読み方割合
しきぶのたゆう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
餘り仰々ぎょう/\しくならないように、ともの人数なども目立たぬ程にして参る、と云うことであったけれども、右大将定国、式部大輔しきぶのたゆう菅根などゝ云った人々
少将滋幹の母 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
むかし、式部大輔しきぶのたゆう大江匡衡おほえのまさひらといふひとがありました。まだ大學だいがく學生がくしようであつたときのことであります。
宮中の御遊がないことになったのを残念がって、左大弁、式部大輔しきぶのたゆうその他の人々が院へ伺候したのであって、左大将などは六条院に侍しているとお聞きになった院からの御消息には
源氏物語:38 鈴虫 (新字新仮名) / 紫式部(著)